整備
スパークプラグ
スパークプラグは火花を飛ばしてエンジンの原動力になる部品です。走行距離が伸びてくると摩耗してきます。車の種類にもよりますが、ノーマルプラグは約30,000Km、イリジウムプラグは約50,000Kmで劣化します。摩耗してくるとエンジン不調の原因になります。
タイヤ
タイヤは走行すると溝が少なくなっていきます。タイヤにはスリップサインというものがあり、タイヤの溝が1.6mm以下になると、タイヤの溝の高さと差がなくなります。スリップサインがタイヤ溝の高さと差がなくなったらタイヤの交換時期です。
(スリップサインが出た状態での走行は危険で、車検を通すこともできません)
バッテリー
バッテリーはエンジンを始動するのに必要なものです。バッテリーは車の種類や使い方にもよりますが、約3~5年くらいで劣化してきます。バッテリーが劣化して寿命を迎えると、エンジンがかからなくなります。車検や点検時に劣化していたら交換をお勧めいたします。
ブーツ類
ブーツ(ドライブシャフトブーツ、ロアボールジョイントブーツ、タイロットエンドブーツ)は車両の下回りの連結部分を包むように付いており、水分やゴミが連結部分に侵入するのを防いでいます。劣化してくると、ひび割れが出てきて、最終的には切れてしまいます。ブーツが切れると、連結部分に水分やゴミが侵入し、サビや破損の原因になり大変危険です。
ブレーキ類
・ブレーキパッド
ブレーキパッドはブレーキを踏んだ時に、停止するためのクッションのような役割をします。ブレーキを使うとパッドの溝が少しずつ摩耗していきます。残り溝が半分以下になると、消耗しやすくなるので、交換をお勧めいたします。パッドの溝が無くなると、パッドの当たり部分であるブレーキディスクがダメージを受けて最悪の場合、ブレーキが効かなくなります。
・ブレーキライニング
ブレーキライニングはブレーキを踏んだ時に、停止するためのクッションのような役割をします。ブレーキを使うとライニングの溝が少しずつ摩耗していきます。残り溝が半分以下になると、消耗しやすくなるので、交換をお勧めいたします。ライニングの溝が無くなると、ライニングの当たり部分であるブレーキドラムがダメージを受けて最悪の場合、ブレーキが効かなくなります。
・リヤハブロックナット
車の種類によってはブレーキドラムがリヤハブロックナットで固定されている場合があります。こちらのナットは一度外すと再利用ができないため、車検や点検時には交換をさせていただきます。
エアコンフィルター
エアコンフィルターはエアコン関係のほこりやゴミを受け止めてくれる部品で、エアコンの機能を守ってくれます。エアコンフィルターはエアコンを長期間使用していると、ほこりやゴミが溜まり、エアコンの臭いや詰まりの原因になるので、車検時や点検時に汚れていたら交換をお勧めいたします。
ベルト類
ベルト類は劣化してくると、ひび割れが出てきます。劣化してくるとベルト鳴きの原因になり、最悪の場合切れてしまうと様々な機能が働かなくなります。ひび割れが出てきたら、ベルトの交換をお勧めいたします。ベルトは以下の種類が車に使われています。
・ファンベルト
エンジン稼動時にバッテリーを充電するためのオルタネータと連動しているベルトです。切れるとバッテリーが充電できなくなり、エンジンが止まる原因になります。
・エアコンベルト
エアコンのコンプレッサーと連動しているベルトです。切れるとエアコンが効かなくなります。
・パワステベルト
パワーステアリングと連動しているベルトです。切れるとハンドルが重くなります。